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脳神経外科 木村 俊運のページ
脳外科手術をより安全に
良性腫瘍の治療
どのような場合に手術を考えるか
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良性腫瘍は、上で述べたようにゆっくり大きくなるものですが、実際に脳や神経を圧迫して症状を出している場合(麻痺や言語障害、高次脳機能障害)には、原則治療をお勧めします。
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年齢が若い方で、見つかった時点ですでに大きいものは、腫瘍の種類にもよりますが、治療を勧めることが多いです。
今後も大きくなる可能性が高いためです。
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症状がない方で、それほど大きくない場合には、3ヶ月後、6ヶ月後と経過を見て、大きくなってくるようであれば、治療を検討します。
年単位で経過を追っても、全く大きくならない方もいますが、3ヶ月、半年くらいの期間にMRIで分かるくらい大きくなることもあります。
腫瘍の種類も考慮する場合があります。
例えば、女性の髄膜腫では、閉経に伴って増大しなくなるものがあります。
(但しその一方で、閉経後に見つかった髄膜腫でも大きくなるものもあります。)
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