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良性脳腫瘍と悪性脳腫瘍

脳腫瘍には、良性脳腫瘍と悪性脳腫瘍があります。

脳腫瘍と聞くと、「悪いもの、もしかしたら生命も助からないのでは!?」という印象があります。

確かに、麻痺や言語障害、てんかん発作などを起こして日常生活に影響するとなると、悪いものであることは間違いありません。

しかし「悪性脳腫瘍」という場合、これは病理学的に悪いものということです。

つまり、大きくなる能力が高く、回りの(脳)組織に染みこむように育つものが、悪性脳腫瘍ということになります。

一方、良性脳腫瘍は、それほど急激には大きくならず、ゆっくりと育ちます。そのうち、ある程度の大きさになると、脳に接触し、圧迫するようになってきます。

しかし、脳や神経は、ゆっくりとした変化にはかなり柔軟に対応します。また、腫瘍ができた場所によっては症状を出しにくい部分もあるため、かなり大きくなってから見つかることもしばしばあります。

髄膜腫, 良性脳腫瘍, 手術

大型の良性脳腫瘍(髄膜腫)

正常な脳神経の組織とはもともと別の組織であるため、手術で取り切れれば、それで完治が期待できるところが、悪性腫瘍と大きく違うところです。

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