top of page
  • 執筆者の写真木村 俊運 @ 日本赤十字社医療センター

バイパスで結び目を作るときの小技

針を無事に通したところで、集中力がやや落ちるためか、もう少し気を使えばいいのにと思う部分のtips


たとえばstay sutureの隣などで、思ったより少し遠い部分に針を通してしまうことがある。

また、普通に縫っているときでも、予定していたよりも隣の針に近いところに針を通してしまうこともあるだろう。


そんなとき、何も考えずにそのままknotを作るのではなく、1回目の結び目を作るときに、糸の貫通点同士を結んだ(最短)線上ではなく、どちらかに寄せて結ぶと、若干のリカバリーが可能だ。


脳神経外科,バイパス手術
糸を寄せる方向を少し下側に移動させる(矢印)

せいぜい±20度程度の調整だと思うが、それによって糸で圧着する部分を調整することで、遮断解除後の漏れを防いだり、場合によっては1針少なくでき、遮断時間を短くできる可能性がある。


またほんの少し、biteを大きく取ってしまった場合には、結び目の締め具合をほんの少し緩めることで、内腔の狭窄をコントロールできる。


もちろん緩くしすぎて漏れるのは論外であるが。


(文中意見に係る部分はすべて筆者の個人的見解である。)

最新記事

すべて表示
bottom of page