脳神経外科 木村 俊運のページ
脳外科手術をより安全に
脳外科の手術
脳外科が扱う手術は、当然脳・脊髄・神経のすぐ近く、あるいは神経そのものを扱う、非常にデリケートな手術です。
しかし、脳外科の先人達の献身的な努力と試行錯誤による技術の進歩、多くの患者さんの臨床経過からの知見、手術器械の進歩により、少なくとも定型的な手術はかなり安全に行えるようになっています。
脳外科手術をより安全に
大学卒業後、早期から様々な手術を執刀医として経験してきました。
脳外科の手術の多くは定型手術ですで、ほとんどの場合、後遺症などの危険性も限定的です。むしろ、今の日本で一番難しいのは、手術をするかどうか?の判断ではないでしょうか。
このサイトは、手術の前に、
より良い判断(意志決定)
に役立てば、ということで運営しています。
(更新は不定期)
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03−3400−1311 (代表)
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東京都渋谷区広尾4丁目1−22
News & Publications
三叉神経痛に対する開頭手術は「治癒」が期待できる治療ですが、稀に再発を起こすことがあります。
(他の病院で手術された後の)再発三叉神経痛の手術のtipsなどを述べた、video case reportがヨーロッパ脳外科学会誌に掲載されました。
顔面痙攣の手術は、美容のような側面もあるので、いわゆる鍵穴手術で行っていますが、周りの筋肉もできるだけ切らないようにして、患者さんの負担軽減に努めています。
その方法がヨーロッパ脳外科学会誌に掲載されました。
2008年から行っている「アテローム性血栓性脳梗塞かつ進行性脳卒中に対する急性期EC-ICバイパス」、case seriesですがヨーロッパ脳神経外科学会誌に掲載になりました。
UCAS Japanの小型動脈瘤(5mm未満)に関するサブ解析に関して、letter to editorを採用いただきました。
小型動脈瘤については、日本のSUAVe studyがあり、出血リスクはそれほど高くないことが知られています。
浅側頭動脈が使えない患者さんで、後頭動脈を用いて前大脳動脈領域の血行再建を行った、というケースレポートが、英国脳外科学会誌(British Journal of Neurosurgery)に掲載されました。
丁寧に剥離すれば、かなり長いドナーにすることができる、という内容です。
前職で調べた未破裂脳動脈瘤の出血率に関する論文が、 アメリカ神経外科学会誌(Journal of Neurosurgery)に 掲載されました。
UCAS Japanを含め、今までの調査では出血率を低く見積もってしまうのではないか、という内容です。