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脳神経外科 木村 俊運のページ
脳外科手術をより安全に
治療をお勧めする聴神経腫瘍
大型の聴神経腫瘍
聴神経腫瘍は、できる場所が脳幹(=生命の中枢部分)の近くであるため、大きくなると脳幹や、その後ろ側にある小脳を圧迫して、ふらつきや、うまく飲み込めないといった症状を出すことがあります。
このような場合には、ご高齢でも誤嚥性肺炎で生命に関わることもあり、手術治療をお勧めします。
三叉神経痛を起こしているもの
三叉神経痛の精密検査で聴神経腫瘍が見つかることがあります。実際には、動脈が腫瘍と三叉神経の間に挟まれていることが多いですが、手術治療をお勧めします。
薬で三叉神経痛を抑えながら、サイバーナイフ/ガンマナイフという選択肢はありますが、放射線を当てると2,3年の間に“一過性膨大”という、一時的ですが腫瘍の体積が増える現象が知られており、三叉神経痛が悪化することがあります。
既にそこそこ大きく、嚢胞(水たまり)を伴うもの
嚢胞は腫瘍自体よりも速く大きくなることがあるため、治療をお勧めすることがあります。そうでなければ、3ヶ月後など、比較的早期の経過観察(MRI)をお勧めします。
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