top of page
  • 執筆者の写真木村 俊運 @ 日本赤十字社医療センター

共同プロジェクトとは

べつにリノベーションする予定もないけど。



リノベ自体の話も面白いのだが、リノベが「業者と顧客との共同プロジェクトである」という視点が興味深い。


“世の中の取引には、売り手と書いてが「等価な価値を交換する取引」と「両者でと共に創出した価値を分け合う共同プロジェクト型の取引」があります。”


その説明として、まさしく医療が取り上げられているが、確かに手術、あるいは他の治療も、患者さんの病気を治すことで、「医療者側も収入とやり甲斐、経験値を得る」わけであり、共同プロジェクトなのだ。


しかし、この部分が理解できていないと、「カネを払っているのに治らないのはどういうことだ!!」と、数は少ないものの、我々から見るとクレーマーにしか思えないような不満につながるのだろう。

(もちろん治療が適切に行われている前提)


“共同プロジェクト型取引では「問題は起こって当たり前」で、「それをどう共に解決するかが重要」"

トラブルが起こらないに超したことはないのだが、起こったときには、協力して次の最善手を考えることが大切だ。


このような理由から、1/3くらいは見込み客(あるいは患者さん)に選ばれるリノベ業者さん側のような目線で読んでいた。


つまり、患者さんがセカンドオピニオンに受診され、自分のお薦め(提案)をしているような感じだ。

とはいっても自分の専門分野では、時期を揃えてセカンドオピニオンを聞きに行く必要は特にないのだが、それでも会社(病院、外科医)によって提案が大分異なり、それを受け手の好みで選択が変わってくるところも似ているかもしれない。


また、予定手術も経験を提供しているという側面もあるので、やはりお互いの相性もこのような共同プロジェクトでは重要だろう。


著者自身、普段は共同プロジェクトを提案するプロフェッショナル側なのだが、この客側としてリノベという共同プロジェクトに加わったことで、「一緒に仕事ができる機会をいただいたことや共同プロジェクトのパートナーに選んでもらえたことへの感謝を忘れず」にいたいとしている。


翻って、地味な一脳外科医としても、自分の手術を選んでもらったことへの感謝を忘れないようにしたい。


(文中意見に係る部分はすべて筆者の個人的見解である。)

最新記事

すべて表示
bottom of page