ということが、まれにある。
例えば、閉塞性でなくても水頭症が増悪して、意識障害を起こしているのに手術室に入れない、一刻の猶予もない、という状況。
そんなとき、経眼窩的に側脳室を穿刺する、という方法があります。
Gray's anatomyというアメリカのドラマ(Season 4でやっていて、
「これ、知っていれば」
ということが、この20年間で1回だけですが、ありました。
もちろん、血管損傷による脳内出血のリスクがあるので、それ以上の緊急事態ということになります。
最近では、S&B社から単体で使える電動perforatorも出ているので、目玉を押さえて脳室穿刺するようなことは原則ないとは思いますが。
(文中意見に係る部分はすべて筆者の個人的見解である。)
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